2023.05.15

5月15日 茨城県にて新人研修を実施しました。③

5月15日茨城県にある食品製造企業K社にて第3回新人研修を行いました。第3回の研修のメインコンテンツは前回に引き続き「ビジネススキル基礎」です。

本日も新人の方々に社会人にとっては必要不可欠であるビジネススキル基礎について研修しました。今回は前回までに座学で学んだ知識をワークを通しての実践を行いました。

・振り返り

・ディベート

・報連相

・報連相を基盤とした社内資料作成

・他部署職場体験タイムスケジュール作成

上記5項目の研修を行いました。

 

【振り返り】

本日の初めは前回までの振り返りを行いました。

前回設定した理想の社会人像にどこまで近づいているか、個人の目標は達成できているか、現場からの声等、今までの自身の良かったところや改善すべき部分を洗い出しました。受講者の皆さんが共通して仰っていたことは学生気分が抜けきっていないとのことでした。3月に学校を卒業したばかりで右も左もわからない業界へ就職したことを考えると、社会人としての基礎を考えながら日々の業務をこなすのは、確かに簡単ではないと思います。そこで、私たちは社会人基礎力がなぜ必要なのか、どういう場面で活かせるのかを具体的に説明しました。

 

【ディベート】

事前の聴取や受講者の方から、コミュニケーションの取り方が難しいというご意見がありました。そこで、ワークでディベートを行っていただきました。そこで2人1組になっていただき、こちらで決めたお題についてディベートを行うというものです。ただし、本来のディベートと違う点があり、話す側と聞く側が時間制で交代しながらディベートを行うというルールでした。話す側は2分で自身が調べたお題に関する情報を相手に伝え、自身の答えに説得力を持たせます。聞く側はそれについて相槌しか打ってはいけません。

それを交代制にすることで、コミュニケーションとは、会話とは本来どのような流れで行うものなのか、話す時、聞く時にどのような態度だと、お互い気持ちよくコミュニケーションが取れるのかなどを意識していただきました。

 

【報連相】

報連相研修では社会人にとって必要不可欠であると言われる、報連相について解説しました。言葉自体は受講者の皆様が聞いたことがあるとのことでしたので、報連相が実際にはどのような行動を指すのかを具体的に説明することができました。

こちらで想定したケースに対してどのような行動をとることが必要なのかのワークを実施しました。

最近では報連相という言葉が社会全体に浸透してきたイメージがあります。一方、言葉は知っていても実践することができない状況がみられるようにもなってきました。これについては企業側の体制の問題である可能性もあるため、新人研修にて行ってきた内容は報連相も含め、逐一、新人社員の受け入れ体制についてを企業様と話し合っています。

 

【報連相を基盤とした社内資料作成】

上記にて解説した報連相を基に、社内資料を作成するという名目で業務のロールプレイングを行いました。こちらで用意した内容で資料を作成していただいたのですが、時間をしっかりと設定し、分からないことや相談については随時報連相を活用するようお伝えしました。

結果として達成できた方はいらっしゃらなかったのですが、私たちや会社の社員様から報連相の大切さ、達成するための要因、報連相ができない場合どのような問題が起こりうるかを説明させていただきました。

受講者の方の中では本日のレポートで、こちらの件に触れている方がいらっしゃり、社会人としての意識をしっかりと持つことの大切さを課題として挙げておらえました。

 

【他部署職場体験タイムスケジュール作成】

こちらの会社様では新人研修のなかで様々な部署で業務を体験する項目があります。次に体験する部署が離れた場所であるため、今回は受講者の皆様でタイムスケジュールを作成していただきました。集合時間をお伝えし、各々の最適なルートと時間管理を提出していただきます。本日、提出が間に合わなかった方がいらっしゃったので、後日全体でまとめて提出していただく運びになりました。

 

今回、ディベートやロールプレイングを通して私たちが感じたことは、コミュニケーションを難しいと感じている方が多いということでした。私たちは情勢や環境によって日々、情報をアップグレードしています。さらに、企業様や受講者の方々によっても研修内容を見直し、企業様に合わせたオリジナルの研修も行っています。それでも、コロナ直撃の世代は学校でもオンライン授業が当然であったため、対面でのコミュニケーションに不安を覚える方が多く、研修で充分に発言や意思表示がしにくそうな印象でした。私たちも見直す必要がある点があったので、再度、受講者様のレポートと進捗状況を基に企業様と打ち合わせや意見交換を行う必要があると感じました。

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