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5月25日群馬県にある食品製造企業S社にて新人研修の初回を行いました。
初回の研修のコンテンツはビジネスマナーの基礎です。
・社訓、理念の確認
・ビジネスマナーがどうして必要なのか
・社会人の4つの関門の設定
・社会人の立ち居振る舞い
・お客様への訪問ワーク
上記5項目を行いました。
【社訓、理念の確認】
受講者の方々は本研修が初の研修のため、初めに社訓と企業理念を再確認いただき、該社の社員の一員であるという意識を強く持っていただくことにしました。そこでは組織の目的や指標を念頭に置いて仕事をする重要性を説明し、学生と社会人としての意識の違いとはをディスカッションしていただくことで受講者への意識付けを行いました。
これを行った結果、その日のレポートで組織の思想や目的を理解し、それに基づいた判断をすることを自身の目標として挙げていただいた受講者の方がいらっしゃいました。
【ビジネスマナーがどうして必要なのか】
次に組織に属する社会人の成長段階、そこに対してなぜビジネスマナーが必要なのかを「ルール」「マナー」「モラル」の違いから、他者からの信頼を得る重要性まで具体的に解説しました。
こちらの企業様は上司部下関わらず、フランクな関係を築いている方が多くいらっしゃいます。ただし、自身が関わる人が自社の社員ばかりではないということをご理解いただきました。
その後のレポートでマナーの重要性について、自身の課題や気づきとして挙げていただいた受講者が多くいらっしゃった印象です。
【社会人の4つの関門の設定】
受講者の皆様にチームに分かれていただき、他者からの信頼を得るために必要な「4つの関門」を解説しました。
その後、「4つの関門」の1つずつは具体的にどういった状態がベストなのか、チームでディスカッションしていただきました。これらは自身が理想とする社会人像の指標となるため、チームごとに定めた指標を次の研修までに必ず習慣化することを本研修の宿題としました。
ビジネスマナーの重要性と併せて4つの関門を自身の気づきや課題として挙げていただいた受講者が半数以上いて、受講者の成長がこれから楽しみだと私自身感じます。
【社会人の立ち居振る舞い】
ここで社会人として最低限必要な立ち居振る舞いを実際に行いました。座位、立位、お辞儀、歩き方、声、名刺交換の方法等、マナーの基礎となる立ち居振る舞いを講師が実演しそれに続く形で受講者にもしていただきました。なんとなく知っていても細かい部分まで気を遣うことは、社会人経験の年数に関係なく難しいところではあると思います。ただ、今回の受講者の方々はお伝えしたことをしっかり体現していただき、今後も気を付けていきたいとレポートにも記載してくださいました。
【お客様への訪問ワーク】
最後の項目としてお客様先への訪問を想定したワークを行いました。お客様の会社へ訪問する状況をイメージしていただき、会社に入り、名刺交換後に着席する流れを実演していただくといった内容です。次回の研修では自ら資料を作成し、お客様へ訪問する流れから自社の概要と魅力を5分で相手に伝え、その様子を録画する演習を予定しています。その旨を皆さんにお伝えすると、緊張が見られましたが皆さんとても真剣にワークを行っていただけていました。
新人研修はKCCFとして多くの経験と実績がありますが、毎年様々な受講者の方がいらっしゃるので、私自身、毎回新鮮な気持ちで行うことができています。その都度テキストの内容も社会情勢、受講者の方やお取引企業様の様子や要望によって変更しているので同じ内容がありません。そのため研修を行うたびに受講者の方と共に私自身の成長を楽しめるよう意識しています。