セミナーinformation

  • 5月15日 茨城県にて新人研修を実施しました。③

    5月15日茨城県にある食品製造企業K社にて第3回新人研修を行いました。第3回の研修のメインコンテンツは前回に引き続き「ビジネススキル基礎」です。

    本日も新人の方々に社会人にとっては必要不可欠であるビジネススキル基礎について研修しました。今回は前回までに座学で学んだ知識をワークを通しての実践を行いました。

    ・振り返り

    ・ディベート

    ・報連相

    ・報連相を基盤とした社内資料作成

    ・他部署職場体験タイムスケジュール作成

    上記5項目の研修を行いました。

     

    【振り返り】

    本日の初めは前回までの振り返りを行いました。

    前回設定した理想の社会人像にどこまで近づいているか、個人の目標は達成できているか、現場からの声等、今までの自身の良かったところや改善すべき部分を洗い出しました。受講者の皆さんが共通して仰っていたことは学生気分が抜けきっていないとのことでした。3月に学校を卒業したばかりで右も左もわからない業界へ就職したことを考えると、社会人としての基礎を考えながら日々の業務をこなすのは、確かに簡単ではないと思います。そこで、私たちは社会人基礎力がなぜ必要なのか、どういう場面で活かせるのかを具体的に説明しました。

     

    【ディベート】

    事前の聴取や受講者の方から、コミュニケーションの取り方が難しいというご意見がありました。そこで、ワークでディベートを行っていただきました。そこで2人1組になっていただき、こちらで決めたお題についてディベートを行うというものです。ただし、本来のディベートと違う点があり、話す側と聞く側が時間制で交代しながらディベートを行うというルールでした。話す側は2分で自身が調べたお題に関する情報を相手に伝え、自身の答えに説得力を持たせます。聞く側はそれについて相槌しか打ってはいけません。

    それを交代制にすることで、コミュニケーションとは、会話とは本来どのような流れで行うものなのか、話す時、聞く時にどのような態度だと、お互い気持ちよくコミュニケーションが取れるのかなどを意識していただきました。

     

    【報連相】

    報連相研修では社会人にとって必要不可欠であると言われる、報連相について解説しました。言葉自体は受講者の皆様が聞いたことがあるとのことでしたので、報連相が実際にはどのような行動を指すのかを具体的に説明することができました。

    こちらで想定したケースに対してどのような行動をとることが必要なのかのワークを実施しました。

    最近では報連相という言葉が社会全体に浸透してきたイメージがあります。一方、言葉は知っていても実践することができない状況がみられるようにもなってきました。これについては企業側の体制の問題である可能性もあるため、新人研修にて行ってきた内容は報連相も含め、逐一、新人社員の受け入れ体制についてを企業様と話し合っています。

     

    【報連相を基盤とした社内資料作成】

    上記にて解説した報連相を基に、社内資料を作成するという名目で業務のロールプレイングを行いました。こちらで用意した内容で資料を作成していただいたのですが、時間をしっかりと設定し、分からないことや相談については随時報連相を活用するようお伝えしました。

    結果として達成できた方はいらっしゃらなかったのですが、私たちや会社の社員様から報連相の大切さ、達成するための要因、報連相ができない場合どのような問題が起こりうるかを説明させていただきました。

    受講者の方の中では本日のレポートで、こちらの件に触れている方がいらっしゃり、社会人としての意識をしっかりと持つことの大切さを課題として挙げておらえました。

     

    【他部署職場体験タイムスケジュール作成】

    こちらの会社様では新人研修のなかで様々な部署で業務を体験する項目があります。次に体験する部署が離れた場所であるため、今回は受講者の皆様でタイムスケジュールを作成していただきました。集合時間をお伝えし、各々の最適なルートと時間管理を提出していただきます。本日、提出が間に合わなかった方がいらっしゃったので、後日全体でまとめて提出していただく運びになりました。

     

    今回、ディベートやロールプレイングを通して私たちが感じたことは、コミュニケーションを難しいと感じている方が多いということでした。私たちは情勢や環境によって日々、情報をアップグレードしています。さらに、企業様や受講者の方々によっても研修内容を見直し、企業様に合わせたオリジナルの研修も行っています。それでも、コロナ直撃の世代は学校でもオンライン授業が当然であったため、対面でのコミュニケーションに不安を覚える方が多く、研修で充分に発言や意思表示がしにくそうな印象でした。私たちも見直す必要がある点があったので、再度、受講者様のレポートと進捗状況を基に企業様と打ち合わせや意見交換を行う必要があると感じました。

  • 5月1日 茨城県にて1on1面談を実施しました。

    5月1日茨城県にある食品製造企業K社にて新人研修の一環である1on1面談を行いました。

    1on1面談は私たちが研修を行っている企業様で必ず取り入れていることです。こちらの企業様の新人研修でも・研修の状況はどうか ・上手くいっていること、困っていること ・どのような社員になりたいか ・どうすれば理想に近づけるか等、私たちが用意した面接シートを基にいくつかの質問をしました。

    受講者の方々それぞれの意見が出たことで、今後の研修の内容や方針を考え直す材料として、良い面談になったと感じます。

    個人での面談は集団の面談と違い、自身を主張しやすくなる場です。私たちは受講者の意見を主張しやすくなるよう質問を考え、聞くことに徹し、最大限話しやすい環境を用意します。

    受講者の方によっては、上司や同期とは違う第三者と話ができることが嬉しいとお言葉をいただけて、私たちも大変うれしく思いました。

    このように研修以外でもコミュニケーションの場を作ることで、会社様と受講者の方々との認識をすり合わせやすくなると私たちは考えます。

     

  • 4月19日 茨城県にて新人研修を実施しました。②

    4月19日茨城県にある食品製造企業K社にて第2回新人研修を行いました。第2回の研修のメインコンテンツは「ビジネススキル基礎」です。

    本日から新人の方々に社会人にとっては必要不可欠であるビジネススキル基礎について研修しました。こちらの会社での新人研修は3か月間ビジネススキル基礎を習得いただくことを目標に行っていきます。

     

    ・4つの関門

    ・電話応対

    ・名刺交換

    ・訪問アポ演習

    ・自社シナリオ作り

    ・訪問ロープレ

    上記6項目の研修を行いました。

     

    【4つの関門】

    4つの関門とは人からの信頼を得るために必要な要素です。具体的には外見(服装・第一声・顔の表情)、態度(歩き方・動作・姿勢)、話し方(声の大きさ・語尾・話のスピード)、話の内容(論理性・有用性)の4つの要素で構成されています。

    受講者の方々に2つのチームへと別れていただき、チームごとに社会人にとって必要不可欠である要素を4つの関門に考え、落とし込んでいただきました。

    2チームとも全体的に似たような内容となりましたが、細かい部分でチームの特色が出たと思います。

     

    皆さんが理想とする社会人像を可視化されたため、これらの項目を意識しつつ今後の業務も行っていただくようお伝えしました。

     

    【電話応対】

    電話を取った際の対応方法をここで解説しました。シーンを想定し、まずは講師とスタッフでお手本を見せ、同じように対応するようお伝えしました。4つの関門で分けたチーム内で電話のかけ手と受け手に分かれロールプレイングを行い、その都度、他の受講者や講師からのフィードバックを行いました。

    ロープレとはいえ緊張や不安があったようですが、フィードバックを受けながら行っていくと徐々に良くなっている印象を受けました。電話を受ける機会や対応方法は配属される部署によって様々なのですが、基本的な言葉遣いやコツを学ぶことで自信をもって対応することができます。本日の報告書では電話対応を完璧にすることを自身の課題とした受講者の方もちらほらいらっしゃいました。

     

    【名刺交換】

    名刺交換の仕方をビジネスマナーに則って行いました。少し前まで学生だった受講者の方々には名刺交換は新鮮だったようで、興味がある様子でした。名刺交換は社会人同士の対面の窓口なので、自身でマニュアル化し、スムーズに行えるように準備する必要があります。

    初めて名刺交換をする方が多かったので緊張されていましたが、状況をイメージし、4つの関門で設定した社会人の立ち居振る舞いを考えながら行うようアドバイスをしました。一挙手一投足を考えながら行動することは難しいことではありますが、習慣化し体が勝手に動くようになるまでは頑張っていただきたいと考えます。

     

    【訪問アポ演習】

    訪問アポ演習では電話でお客様へ訪問する約束を取る想定でロールプレイングを行いました。本日は電話応対の研修を行っているので、そこで培った知識を発揮していただきました。

    お客様へ電話をして日にちと内容を確認するという作業でしたが、受講者の皆様は自身の中で文言のマニュアル化をすることに苦戦している様子でしたが、逐一アドバイスを行っているとだんだんと慣れていったようで、後半はある程度スムーズに行えていたように感じます。

    電話対応は相手の状況や自身がいる環境によって話し方や内容が変化しますので、今回の研修にとどまらず随時学習し続けてほしいとお伝えしました。

     

    【自社シナリオ作り】

    本日の研修の最後にお客様先へ伺い、名刺交換をしてから自社のPRを行うロールプレイングを行うので、そのための資料をこの時間で作成いただきました。基本的には流れとして、自社の概要の説明と自身が思う自社の魅力をお客様へ伝えるという内容であったため、各々が会社案内やHPを確認しながら作成しているようで、それぞれに工夫が見られました。

     

    【訪問ロープレ】

    上記で作成した資料を基に訪問→名刺交換→会社説明の流れを録画し、自身を確認する訪問演習を実施しました。

    事前に講師が流れを見せながら説明し、実際に受講者の皆様も練習の上チャレンジしました。

    受講者の皆様にとって初めての経験であったため、詰まってしまうところや緊張で忘れてしまうことなどもありましたが、皆様が熱心に取り組み、成果を発揮されていました。研修は座学が多いため、実際に体を動かして一連の流れを行うと、多くの気づきが得られたようで、受講者ご自身で工夫したり、たくさんの質問が出ていました。

     

    受講者の皆様にとって研修で行うことは初めて尽くしであるため、講師側の私たちはできるだけ分かりやすく説明するよう心がけています。その中でもイメージしにくいことや実際行ってみて分かりにくいところが出た場合はアドバイスを具体的に行っています。こうして受講者の方と私たちがお互いに歩み寄り、全員で研修を成功させたいと考えています。

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